一の瀬焼窯元陶秀苑です。一点一点心を込めて手作りしております。暖かい和の陶器をお楽しみください。
一の瀬焼とは・・・
一の瀬焼は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に陶工を招いた事が起こりといわれています。
文化年間(一八〇四年頃)有馬織部の指導のもと、窯元が最盛期を迎えました。
原料とする陶土は、朝田新藩池の西部にある地中から採取、
文化一四年頃の毒消茶碗は名品といわれましたが以後皿山は解散、
安政のはじめ(一八四五年)伊万里から陶工達を雇い入れ、
近世は久留米藩の御用窯となっていました。
明治維新の際にまたしばらく廃窯となるなど数々の苦難を乗り越え、
昭和三四年に町の有志により郷土の窯を再びと言う熱意によって
再興現在にいたっています。
当窯元陶秀苑では当時の素朴さの中に現代的な作風に心がけ、
手作りで精巧、優雅、土そのものの温もりを持っております。
釉薬は灰釉、鉄釉、銅釉など自家調合し窯は薪窯で一度素焼をし、
その上に釉薬をかけ本焼する二度窯です。
独創的な作品の数々、皆様方の手元に置かれ
末永く御愛用いただければ幸せかと存じます。